第5回の扇芳閣プロジェクト会議は午後1時から行なわれました。
現場(改装部屋)はすでに解体済。3部屋→2部屋に改装するので、一部壁が取り払われています。
今日はそんな現場をチェックしながらの会議です。
(現場はチェアウォーカー入るので、タイヤがパンクしないようにきれいに掃除済みです。)
図面をもとに、発砲スチロール製の大きな板や角材を使って実寸を再現。チェアウォーカーが1つ1つチェックを行ないました。
そこで野口あゆみ事務局長から『脱衣所入口のスロープをできるだけ長くして角度を緩やかに』という提案有り。構造上、向かって左の部屋(412号)なら可能なことが判明。
また、野口幸一副理事長のアイデアで、スロープを上がりきった所に踊り場を設けることも出来そうです。
それから、現UDルームに移動して和室の上がり框や手すりの高さの再確認。
その後、会議室に戻ってから床材の確認や今後の予定について話し合いました。
前回のUDルームのコンセプトは、誰が泊まっても心地の良いお部屋!ということで、必要以上にバリアフリー色を出さない工夫をあえてしてきました。
しかしあれから3年。時代も風潮も変わり、世間のバリアフリーについての理解度もUP!また、それそのものが売りになる時代と考えて今回はよりきめ細かく、解かり易い形で提供いたします。その一例がスライドドアであり、文字放送対応の液晶TVです。もちろん、前回同様、お部屋の雰囲気を損なわないように最善の工夫をいたします。
そんな訳で、前回のUDルームより、格段良いお部屋になりそうです。
めでたく完成いたしましたあかつきには、待望のモニター宿泊も予定しておりますのでお楽しみに!
しかし、それまで、まだまだ検討会は続くのでした。
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<出席者>
・谷口徹専務(扇芳閣)
・馬渕先生(株式会社 観光設計)
・岩佐政徳(株式会社 岩佐工務店 代表取締役)
・松本正富(株式会社 岩佐工務店 現場監督)
・野口あゆみ(バリアフリーツアーセンター事務局長)
・野口幸一(バリアフリーツアーセンター副理事長)
・野原明浩(バリアフリーツアーセンター)
・斉藤秀世(バリアフリーツアーセンター)
・玉川敬子(バリアフリーツアーセンター)
・加藤陽子(バリアフリーツアーセンター)
・中村千枝(バリアフリーツアーセンター)
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