交通バリアフリー教室開催
2004年12月3日(金)
中部運輸局の委託事業で、この春から立ち上げました、「伊勢志摩バリアフリー促進プログラム検討会」主催にて、12月3日(金)地元の観光事業者たちを対象に、疑似体験などを含むバリアフリー教室を行いました。
会場は中部国際空港航路が出来るのを機に新しくバリアフリー船を作ってくれた伊勢湾フェリーと周辺の導線を調べるため、近鉄、三重交通、三重名鉄タクシーの協力を得て公共交通機関でも疑似体験を行いました。
会場は鳥羽と言えども、バリアフリーな新造船ということもあって、今回鳥羽市内だけでなく、伊勢、志摩の観光事業者さんも含めて約50名が参加。
係留しているフェリーの中でエレベータ、階段、座席、トイレなどを車いす、アイマスク、シニアポーズなどの3パターンの体験者とともにコースを巡りました。動いていないから船酔いも大丈夫と思っていたけど、係留していても結構ゆ〜ら、ゆ〜らと揺れていましたね。みんな酔わなかったかな?
最後に体験したみなさんと意見交換をしているときに、電動車椅子の場合、段差のクリアの仕方や、伊勢神宮はどうやって行くの?などという質問が出てきました。
普段自分たちは普段問題なく過ごしているから気付かないけれど、このような疑似体験を行うことにより、気付きがでてきたのでしょう。それだけでもとても有意義な教室だったと思います。「いい教室でした。またこのような機会があったら声をかけてください」などの声もあり、2回、3回と続けていければな、と思いました。 |