■1月18日(日)前日の大雪とは打って変わって快晴のもと、シーティングセミナーが津一身田の三重県人権センターにて開催されました。
こんなに天気がいいのに一日セミナーってみんな来てくれるのかな?と思っていましたが、当初の申し込み人数より多くいらっしゃって、県内のチェアウォーカーやその身内、医療関係の方や福祉施設でお仕事されている方などたくさんの人が集まりました。遠くは京都、浜松からも…。
■今回のセミナーは去年12月に東京在住の講師である知人の山崎先生から「今度1月に四日市へ行くけど、セミナーを前からしたいと言っていたよね、四日市の後に寄れるけどどう?」と声をかけてくださったのが始まり。こんないい話はないと、そこから急ピッチで準備をし、参加者募集を掛けて当日に挑みました。
■セミナーは11時〜16時30分と長時間にも関わらず、みなさんとても真剣に公聴し、途中後ろの方ではチェアウォーカーの身内の方などが立ち上がって先生の説明を聞いてはメモを取る姿をチラホラ見られました。チェアウォーカーも先生の話に耳を傾け、プッシュアップを忘れるほど…。シーティングの話を聞きに来て褥創つくっていちゃいけないよね。
■「自立のためのユニバーサルデザインと道具の活用」とひととおり、お話があってから昼食。お弁当注文されていた方、持参の方も、会場で食事を取り、お昼の部へ。お昼からはもっと具体的に「シーティングによる二次障害の防止」となり、パワーポイントや敷物に座ると、お尻のどこに圧力がかかっているかをパソコンで見せる機械などを使って、とても説得力あるセミナーでした。
■講演が終わってから、話を聞き足りない人たちや自分の褥創の悩みや姿勢のチェックを求める人が山崎先生に殺到。夕方5時からは向かいの身障者センターにて交流会も行い、とても充実した一日が過ごせました。
■帰りがけに、チェアウォーカーたちが口々に「こんないいセミナーを開いてくれてありがとう。すごくためになったよ」と感謝の言葉をたくさん聞きました。
■私たちが発信する娯楽や旅の情報、これらを楽しむためにはまずは健康管理から。健康でなければ外出の出来ないわけですから、褥創や身体の痛みを我慢した生活は苦痛ですよね。それらを少しでも改善して、生活してもらい、さらにどんどん外に出歩いてもらうそんなためにも、こういったセミナーは続けて行きたいと痛感しました。
■準備も大変でしたが、またこういったセミナーを開いていきたいです。
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