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■【志摩市】安乗埼(あのりさき)灯台・安乗岬園地
最終更新日:2022年1月
安乗埼灯台
志摩市には、見学できる灯台(参観灯台)が2つある。安乗埼灯台はそのうちの1つで、全国的にも珍しい四角形の灯台。
灯台内部は階段なので、車いすや足の不自由な方の見学は困難だが、周辺が安乗岬園地として整備されており、灯台と海を眺めながらの散策が楽しめる。天気が良いと富士山が見えることもあるそうだ。
2020年に改修された休憩舎には、地元の干し芋「きんこ」を使ったスイーツが楽しめる「灯台カフェ」が誕生!園地内には芝生広場や安乗埼灯台資料館もあり、ゆっくり時間を取って訪れたい。
障害者専用駐車場 |
○ |
車いす対応トイレ |
○ |
貸出し車いす |
× |
補助犬 |
○(※1) |
※1 カフェや芝生広場は問題ないが、灯台内部は狭く急で、展望部分は風が強いため、じゅうぶん注意が必要。同行者がいない場合は灯台見学はおすすめできない。
画像はクリックで拡大できます
安乗埼灯台・安乗岬園地のあるきかた
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無料駐車場。舗装されており、区切られていないので、どこに停めてもOK。奥のほうが灯台に近い。
駐車場のいちばん奥の突き当たりに、障害者用区画2台分と、自転車用のサイクルスタンドがある。
芝生広場への入口。
奥の建物が休憩舎兼カフェ。トイレもこの建物内にある。
車いすの方など、芝生上を歩きにくい場合は、休憩舎の横から続く舗装された遊歩道を進もう。
広い芝生広場の中を抜けていく。
左奥に白く見えるのが灯台。
灯台受付へ向かう通路。
左側の受付で参観寄付金として300円を納める。
記念品の販売や記念スタンプもある。
灯台への通路は、以前は砂利敷きだったが舗装された。
灯台の手前に階段10段あり。
灯台内部への入口。
展望部へは階段が42段ある。階段1段の高さは24センチほど。
下から31段は、4段ごとに踊り場があり向きが変わる回り階段。四角い灯台ならではの階段だ。
左右に手すりがある。手すり内〜内の有効幅は75センチ。
上部はらせん階段11段。この部分は幅が60センチほどと狭く、すれ違いは困難なので注意して。
灯台最上部に到着。
実際に使われている灯器を間近で見ることができる。
展望部分への出口。段差あり。高さが低いので頭上に注意。
展望部からの眺め。
地面から灯火まで約13メートル、平均水面から灯火まで約35メートル。
展望部はぐるりと1周することができ、波静かな的矢湾と荒々しい太平洋の、対照的な海のようすを見ることができる。
芝生広場方面を見下ろすと、ここが岬の突端であることがよくわかる。
園地内の広場は芝生だが、周囲に舗装された遊歩道が整備されている。
海沿いをゆるやかに下る遊歩道からは、本ページトップ画像のような「灯台と海」の写真が撮影できる!
遊歩道を下った先にある休憩所から、遊歩道と灯台を見上げたところ。
やや急な傾斜の場所もあるので、車いすの方は介助者がいたほうが良い。
安乗埼灯台休憩舎外観。
休憩舎入口の階段。
階段右側のスロープは、駐車場から始まり休憩舎外周を通って外部デッキと休憩舎入口へ続いている。ただし休憩舎入口には段差があるので、車いすの方はトイレ側入口から入ろう。
入口引戸は両開き、自動閉止機能付き。
引戸下に11センチの段差あり。
休憩舎では、海や灯台を目の前に、思い思いのスタイルでひと休みできる。自由に弾けるストリートピアノも置かれている。
テーブル席やカウンター席もある。
休憩だけの利用もOK。
「灯台カフェ」カウンター。
休憩舎トイレ側入口へのスロープ。駐車場側から上がっていく。
休憩舎トイレ側入口。大きな表示がありわかりやすい。
ここからカフェにも入れるので、車いすの方はこの入口を利用しよう。
カフェ定休日(火曜)はこちらからトイレのみ利用可能。
引戸幅92センチ、段差なし。軽い力で開けることができる。
トイレは2018年に改修された。
車いす対応トイレ入口幅91センチ、引戸。
車いす対応トイレ内部。
オストメイト、ベビーシートあり。
トイレ前通路の奥からカフェ店内へ入れる。
入口幅最大114センチ、3枚引戸。軽い力で開けることができる。
安乗埼灯台資料館 外観。
灯台資料館入口のスロープ。
スロープへ続く地面は舗装されておらず、芝生になっている。
灯台資料館入口。引戸。
館内中央にあるのは、初代安乗埼灯台の3分の1サイズの模型。木造で、八角形をしていた。実物は、新灯台建設後、東京の「船の科学館」に移築され、屋外展示されている。
幾多の年月に渡り航路を守り続けてきた灯台の歴史や、全国の灯台の資料などが展示されている。
灯台資料館のトイレは和式なので、洋式が良い場合は休憩舎のトイレを利用しよう。
施設詳細
基本データ
住所 |
〒517-0507 三重県志摩市阿児町安乗794-1 |
TEL・FAX |
【灯台】公益社団法人燈光会 安乗埼支所
TEL:0599-47-5622 FAX:0599-47-5622
【カフェ】080-8260-2310 |
公式サイト |
【灯台】https://anorisaki.com(外部サイト・別ページが開きます)
【カフェ】https://uedashoten.jp(外部サイト・別ページが開きます) |
営業時間 |
【灯台】
9時〜16時(3月〜10月の土日祝のみ16時30分まで)
【カフェ・トイレ】平日10時〜16時、土日祝9時30分〜16時 |
休館日 |
【灯台・灯台資料館】年中無休
※ただし、荒天時や業務都合により参観中止・変更の場合あり
【カフェ】火曜(祝日の場合は営業、翌水曜代休)
※トイレは使用可能 |
料金
(2020年4月改定) |
【灯台】参観寄付金として、300円
小学生以下、および障害者と介助者1名は無料 |
アクセス |
バス:近鉄鵜方駅から三重交通バス安乗線乗車、安乗埼灯台口下車後、徒歩約15分
※ただしバスは1日2〜3便。バス停からは急な上り坂。
車:伊勢自動車道伊勢西ICから志摩方面へ、約60分 |
駐車場 |
あり 無料、約40台 |
貸出し・サービス |
なし |
車いす対応トイレ |
あり |
ユニバーサルシート |
なし |
オストメイト |
あり(温水・シャワー有り) |
補助犬 |
カフェや芝生広場は問題ないが、灯台内部は狭く急で、展望部分は風が強いため、じゅうぶん注意が必要。同行者がいない場合は灯台見学はおすすめできない。 |
レストラン |
カフェあり |
おすすめポイント
明治6年4月、全国で20番目に完成した歴史ある灯台。昭和24年の建替えの際、現在の四角い鉄筋コンクリート造となった。
全国に16しかない参観灯台(一般公開されていて、内部を見学できる灯台)のうちの1つ。空と海の青を背景に、真っ白な灯台が映える。2013年、国の有形文化財に登録された。映画「喜びも悲しみも幾歳月」の舞台でもある。
展望部分への階段は42段。志摩市にあるもう1つの参観灯台「大王埼灯台」よりも段数は少なく、下部は比較的階段幅も広めだ。
2018年、休憩舎に車いす対応トイレ・オストメイト設備を含む新しいトイレが完成!
2020年には休憩スペースが改修され、地元の上田商店が運営する「灯台カフェ」が誕生。「きんこ芋プレミアムパフェ」などのスイーツやドリンクの他、お土産も扱っている。
注意点
- 灯台内部は狭い階段のため、車いすや足の不自由な方の見学は困難。
- 灯台へ近づくにつれて道が狭くなり、最終的には車1台分ほどの道幅となる。マイクロバス等では通れないので注意。
- バスは本数が少なく、バス停からは上り坂になる。身体の不自由な方は、自家用車でない場合はタクシー利用がおすすめ。
- 落ち葉が多いときは遊歩道の舗装が滑ることがあるので気をつけて。
MAP
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