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 第1回検討会 (2002年10月5日 場所:扇芳閣)

 10月5日の午後から扇芳閣でプロジェクト会議が有り、扇芳閣から、2名、センターから6名が参加し会議直前に事務局長が忘れ物発覚し、自分が取りに行くはめに。チェアウォーカーを使うなんて、そこもバリアフリー?

 会議は和気あいあいと話し合いが進められ、改装予定している、部屋も見せて貰いました。部屋からの眺めはいいが、真正面のN TTアンテナが邪魔をしている。しかし扇芳閣によると、あれのおかげで館内のどこでも(エレベーターの中だって)PHS、携帯が使えるそうです。(むずかしい間柄だ。)

 最後に、せっかく用意されたコピー印刷出来るホワイトボードが使われてなかったので珍しさあまって、お試しリクエストで1枚コピーしてもらった。 いやーあの機能って素晴らしい手頭ね、次回は使おう。

 中日新聞も取材に来ていて、谷口専務に意見を聞かれていました。

第1回検討会の様子が、2002年10月6日の中日新聞で紹介されました。

左画像をクリックすると拡大表示されます。


<出席者>
・ 野原明浩(バリアフリーツアーセンター)
・ 橋本あゆみ(バリアフリーツアーセンター事務局長)
  ・ 野口幸一(バリアフリーツアーセンター副理事長)
・ 玉川敬子(バリアフリーツアーセンター)
・ 橋本隆生(バリアフリーツアーセンター)
・ 野間史郎(バリアフリーツアーセンター)
  ・ 谷口 徹専務      (扇芳閣)
  ・ 谷口志津加(若女将)  (扇芳閣)


今回の検討会では、下記のような意見が出ました
<扇芳閣の意見>
今年5月にセンターにバリアフリー調査をしてもらってから、センターの方と接するうちに、お仕着せのバリアフリーではなく、心からのバリアフリーが大事であることが見えてきた
もちろん福祉だけの気持ちではなく、企業として稼働率が出る客室にしたい。
バリアフリールームにするのか、貸切風呂にするのかを相談して欲しい。
ソフト面を充実させる為に、従業員の介助研修の実施もしたい。
改装した部屋をどのように販売、売込みをして行くか。
<伊勢志摩バリアフリーツアーセンタースタッフの意見>
バリアフリールームと思わせない客室。
バリアフリー度が良いから泊るのではなく、雰囲気が良いから宿泊したくなる様なユニバーサルルーム
健常者に敬遠されないバリアフリールーム

視覚障害者は一般客室に宿泊する場合が殆どなので全室のエアコンスイッチが上下矢印を浮き出しのスイッチの使い易いものに改善。

聴覚障害者の方には、施設の情報を携帯電話のメールで発信しては。

堀の部分がふたの出来る掘りごたつにする。

車椅子から降りて寛ぐことが出来るし、食事を取ることも出来るので、小上がりが在る部屋にしたい。

客室入口のドアノブ改善

腕の力が入り難い方やノブを掴めない方がいるので、レバー型ノブに交換して貰いたい。

車椅子の方が楽に入れるお風呂

お風呂は車椅子の方が一番気にする部分なので、洗い場、湯船が使い易くなるといい。

各客室にトイレに木製手すり有ると高齢者の方が安心して入れる。


<扇芳閣プロジェクトに参加して>

扇芳閣さんがバリアフリーに取り組んでくれた事で、他の施設に広がっていき、障害者の方が安心して宿泊出来るバリアフリールームが増えればいいと思いました。
また、会議で出た意見を取り入れて、障害者や健常者の方がこの部屋だったもう一度泊りに来たいと思える、客室に出来ればいいなーと思います。その為には、センタースタッフとして、どんどん良いプランを練らなくては。
(伊勢志摩バリアフリーツアーセンター 野原)

今日は、扇芳閣さんで、初会議があり、出席しました。私の感想は、「設計の対象の部屋を景色がいい所」にしてくれて、ありがとう!ってこと(もし、1階の端の方とかだったら何か、やる気出ませんと思います)と、皆で、色々意見を出し合ったらきっと、いいものが出来るんじゃないかナ?ってことです。若おかみさんご夫婦もとても熱心な方でした。
ただ、私は、障害者同士の友達と(介助者なしで)泊りに行きたいナ。私も友達(杖使い)と「温泉泊ってくつろぎに行きたいなー」とか話してたりするんですが、気軽にいける旅館がまた一つ増えそう楽しみです。 (伊勢志摩バリアフリーツアーセンター 玉川)

===== みんなの宿題 =====
それぞれの障害に応じた使い易い部屋を、配置図か文章でもいいので描いて貰いたい。
館内の部屋で、改装する所と別に、ここに付けてくれれば使い易くなる物



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