観光施設バリアフリー情報
■【鳥羽市】鳥羽水族館
最終更新日:2022年5月
鳥羽水族館
エントランスホールの大水槽
日本で唯一、鳥羽水族館だけで飼育されているジュゴンをはじめ、約1200種類もの生きものに会える、飼育種類数日本一の巨大水族館!愛称は「とばすい」。
館内にはA〜Lまで12のゾーンがあるが、順路はなく、自由に見て回ることができる。低い位置からガラスになっている水槽も多く、車いすの方はもちろん、子どもにも見やすい。
2015年に新コーナー「奇跡の森」がオープン、2018年には「海獣の王国」がリニューアルされ、さらに見どころが増えた。
広い館内ではあっという間に時間が経ってしまうので、時間にじゅうぶん余裕を持って、遊びに行こう!
車いす使用者用駐車場 |
○ |
車いす対応トイレ |
○(4ヶ所) |
貸出し車いす |
○ |
補助犬 |
○ |
画像はクリックで拡大できます
鳥羽水族館のあるきかた
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駐車場の入口付近にはスタッフが常駐している。
平面駐車場は屋根付きで、雨の日でもほとんど濡れずに水族館入口まで行ける。
平面駐車場には、車いす使用者用駐車場が4台分ある。入庫の際に声を掛ければ、誘導してもらえる。
一部、屋根のない区画もあるので、雨の日は注意。
道路をはさんで向かい側にある、水族館専用立体駐車場。
車いす使用者用駐車場は、出口ゲート近くの外部に2台分あり。
チケット売り場(写真奥)は1階。通常は、ここから階段またはエスカレーターで2階の出入口へ向かう。
チケット売り場の左側(道路側・写真左)に、バリアフリー出入口がある。
チケットは自動販売機での販売となっている。日本語以外に5ヶ国語に対応。
車いすやベビーカーの方は、チケット購入後、バリアフリー出入口から入館する。
バリアフリー出入口付近にはスタッフが常駐しているので安心。
バリアフリー出入口の入館用エレベーター。2台あり、向かって右側が車いす対応で、鏡・車いす用操作盤・開延長ボタンあり。ただし、内部は左側の方が広い。開口幅はどちらも80センチ。
エレベーターを出ると、巨大な水槽と、空を泳ぐクジラが目に飛び込んでくる。斜度6度のスロープを下りれば、2階エントランスホールに到着。
入館用スロープをエントランスホール側から見上げたところ。
クリスマスシーズンに撮った写真なので、天空のクジラがサンタの衣装を着ています!
2階の一般出入口。
ここまではエスカレーターで来れるが、入館後、階段が10段ほどある。
貸出し車いすは、バリアフリー出入口やエントランスホール近くに用意されている。利用したいときはスタッフまで。
貸出し用のベビーカー・シルバーカーはエントランスホールの一角に置いてあり、自由に利用できる。
エントランスホールにある、館内最大の水槽。サンゴ礁の海をイメージしていて、カラフルな魚たちやウミガメを、目の前で観察できる。
アシカショーの行われるAコーナー「パフォーマンススタジアム」には、車いす用の観覧席が用意されている。
補助犬を連れての入館も問題ない。
Bコーナー「海獣の王国」は2018年8月リニューアル。プールを横切る透明チューブが設置され、中を歩きながら見学できる。
「海獣の王国」と透明チューブを3階から見下ろしたところ。
チューブの中に入ると、アザラシやトドがすぐそばを泳いだり寝転んだり飛び込んだり!
海獣の王国での「お食事タイム」は、チューブの中・館内・3階デッキと、いろいろな場所から見ることができる。
Cコーナー「古代の海」ゾーンの床下には、化石の展示が!
Fコーナー「ジャングルワールド」の一角では、カピバラに会える。運が良ければ、お食事タイムに居合わせることができるかも!
日本で唯一飼育されているジュゴン「セレナ」に会うには、Hコーナー「人魚の海」へ。
水槽は、足元までガラス張りになっているものが多い。視線の低い子どもや車いすの方にも見やすく、迫力満点!
ほとんどの水槽前へスロープが整備されている。ただし、後から工事しているため、全般的にやや急。ベビーカーの利用も多いので気を付けて。
館内の通路には扉が何か所かあるが、2014年、開きドアの横に自動ドアが設置され、車いすやベビーカーの方にもとても便利になった。
Lコーナー「水の回廊」で行われる「セイウチふれあいタイム」。大人気のイベントなので混雑することが多い。早めに会場へ行くのがおすすめ。
「セイウチふれあいタイム」の座席はベンチ式。車いす優先スペースも設けられている。
セイウチの体やヒゲに触ることができるかも?!
Lコーナーにあるタッチプール。
タッチプールでは、タコやエイ、アナゴなどに触れる。
視覚障害の方にもおすすめ。
2013年にオープンした「へんな生きもの研究所」。水槽の中の「へんな生きもの」たちに付けられた説明文がとても面白いので必見!
Gコーナー「奇跡の森」は、2015年3月にオープンした。スロープを上がって向かう。
「奇跡の森」は、両生類・は虫類をはじめとした、水辺に暮らす生きものたちのコーナー。漁(すなど)るネコ「スナドリネコ」は、国内水族館での初展示!
「奇跡の森」からの出口は吊り橋になっているので、車いすやベビーカーの方は、入口側のスロープまで戻って出よう。
エントランスホールにあるレストラン「花さんご」。
正面入口は階段だが、車いすの場合は、入館用スロープ上部にある別のドアから入れる。
2階のメインストリート端にあるレストラン「ベイサイド」。
入口は左右2ヶ所にあるが、2014年、左側の入口が自動ドアになった。
「ベイサイド」は約100席。海の見える席もある。テーブル下高さ67センチ。
セルフサービスだが、自分で取れない場合は手伝っていただける。
2階、売店「プラザショップ」
レストラン「ベイサイド」前の売店。店内は車いすでも問題なく動ける。
2階Hコーナー、ジュゴン水槽前にあるエレベーター。2階と3階とをつなぐ。
入口幅100センチ、かご幅200センチ、奥行き260センチ。
手すり・鏡・車いす用操作盤・開延長ボタンあり。
2階Fコーナー前のエレベーター。3階Gコーナー「奇跡の森」や、中2階のトイレへ行ける。
入口幅80センチ。手すり・鏡・車いす用操作盤あり。
2階Hコーナー横のベビールーム。
ベビーシート・お湯の出る流し台の他、ロールカーテンで仕切れる個室が3部屋あり、気兼ねなく授乳や休憩ができる。
2階Hコーナー前車いす対応トイレ。
ユニバーサルシートが設置されている。ベビーシートもあり。
ユニバーサルシートは、大人の方のおむつ替えにも利用できて便利。
2階Aコーナー 車いす対応トイレ
アシカショーの行われるパフォーマンススタジアム前のトイレ。ベビーシートあり。
Fコーナー下 中2階車いす対応トイレ
Fコーナー前のエレベーターで中2階へ降りたところにある。
L型手すりのたて位置が遠いので注意。
バリアフリー出入口 中2階車いす対応トイレ
バリアフリー出入口のエレベーターでしか行けない場所にあるが、入館直後や帰宅前の利用に便利。
壁側手すりはよこI型なので注意。
施設詳細
基本データ
住所 |
〒517-8517 鳥羽市鳥羽三丁目3-6 |
TEL・FAX |
TEL:0599-25-2555 FAX:0599-25-2587 |
公式サイト |
https://www.aquarium.co.jp
(外部サイト・別ページが開きます) |
営業時間 |
9時〜17時(7月20日〜8月31日の間は、8時30分〜17時30分)
※入館は、閉館時間の1時間前まで |
休館日 |
なし |
料金
(2022年6月1日改正) |
大人2,800円 小人(小中学生)1,600円 幼児(3歳以上)800円
障害者割引:大人2,000円 小人1,200円 幼児(3歳以上)600円
本人および介助者1名を割引。障害者手帳・療育手帳提示要。 |
アクセス |
JR・近鉄鳥羽駅より、徒歩約12分
近鉄中之郷駅より、徒歩約3分
(※中之郷駅は無人駅のため、車いすで乗降の場合は事前に鳥羽駅 TEL:0599-25-2126 へ連絡を。ホームへはスロープあり) |
駐車場 |
駐車台数:約500台
障害者専用駐車場:6台(平面駐車場4台・立体駐車場2台)
料金:乗用車1回800円(JR鳥羽駅前の水族館駐車場は1回500円) |
貸出し・サービス |
車いす約16台、ベビーカー約18台、シルバーカー3台 |
車いす対応トイレ |
4ヶ所 |
ユニバーサルシート |
2階Hコーナー前の車いす対応トイレにあり |
オストメイト |
なし |
補助犬 |
OK |
レストラン |
2ヶ所 |
おすすめポイント
アシカショーは、階段状になっている観覧席から見るが、車いす専用スペースが設けられている。観覧席入口には、車いすスペースにベビーカーを置かずに済むよう、ベビーカー置き場も設けられている。
海獣の王国では、屋内からガラス越しに見学できるほか、外に出て見学するスペースもある。混雑して見づらいときは、床をくりぬいた小さな水槽から顔を出すアザラシに注目。触れそうで可愛い。
2013年にオープンした「へんな生きもの研究所」では、小さなスペースながら、たくさんの奇妙な生きものが身近に感じられる。犬のように鳴くカエルの鳴き声が映像で流れていたり、極小のイセエビの赤ちゃんを虫眼鏡で見たりと、いろんな楽しみ方ができる。「ダイオウグソクムシ」にもここで会える。
通路各所にはベンチや丸窓があり、ミキモト真珠島や鳥羽湾を眺めながらひと休みできる。天気のいい日は、屋上のベイサイドストリートからの眺めが素晴らしい。2階廊下の窓は低い位置についていて、車いすや子どもの目線からも景色が見やすい。
注意点
- 館内スロープは5.5度(1/10.5)〜8度(1/7)と、全体的にやや急で長いので、車いす使用者で握力のない人や女性は、介助してくれる同行者同伴がおすすめ。
- スロープは、車いすどうしがすれ違える幅はないものが多い。ベビーカーの利用も多いので、譲りあって。
- コーナーによっては薄暗くしてある場所もあるので、足元に注意しよう。
MAP
「鳥羽水族館」を中心にして拡大表示するにはこちら(別ページが開きます)
調査員レポート
調査員NA(障害なし) 調査日:2019年3月
セイウチショーには、きちんと車いすスペースを設けてくれてあり、スタッフも誘導してくれます。車いす席はセイウチたちの入退場ゲート付近なので、間近でセイウチを感じられます。ショー後にはふれあいがあるので、勇気があれば、近寄ってみよう。
順路がない水族館だけに、自分の場所を確認しながら回らないと、後から、あのゾーン行きそびれた!ということになりかねない。くまなく回るには、計画的に!
ゾーンによっては、薄暗いところや、水槽前がゆるやかな傾斜なところもあるので、足元には充分気を付けてください。

上記のバリアフリー情報は、すべて伊勢志摩バリアフリーツアーセンターが実際に現地調査を行い、蓄積してきたものです。
バリアフリー情報についてのご質問は、どうぞお気軽に伊勢志摩バリアフリーツアーセンターへ メール、またはお電話 0599-21-0550 ください。
(バリアフリー情報以外の営業内容については、各施設へ直接お問い合わせください。)
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