志摩ロードパーティ バリアフリーパーティラン
更新日:2025年3月12日
伊勢志摩エリア
志摩ロードパーティ バリアフリーパーティラン
- 場所:
- 志摩市
2005年に始まった、志摩市のマラソン大会「志摩ロードパーティハーフマラソン」。2009年からは「バリアフリーパーティラン」という障害者専用コースが開設され、毎年、県内外から、車いす使用者をはじめさまざまな障害を持ったみなさんが参加しています。「パーティ」という名前のとおり、参加者もボランティアも一緒に楽しみながら笑顔で走る、楽しい大会ですよ。
目次
志摩ロードパーティ
バリアフリーパーティランとは?
「志摩市」の誕生を記念して、2005年に始まった「志摩ロードパーティ」。地元有志らによる小規模な手づくり大会から始まったこのマラソン大会も、今や行政や企業を巻き込んで大きく成長。首都圏から離れた地方での開催にもかかわらず、全国から多くのランナーが集まる、三重県最大級のスポーツイベントに成長しました。
伊勢志摩バリアフリーツアーセンターでは、バリアフリーな大会を目指して、初回大会からサポートを行ってきました。そして2009年、「バリアフリーパーティラン」という、約2.5キロの障害者専用コースを開設。以後、伊勢志摩バリアフリーツアーセンターがコース運営を担っています。
障害者だけのスポーツイベントはたくさんありますが、これほど規模の大きなマラソン大会の中の一種目としてバリアフリーコースが設けられ、しかも公道を走れる大会は、志摩ロードパーティが全国でのさきがけといえるでしょう。
このページでは、過去の大会写真とともに、「志摩ロードパーティ バリアフリーパーティラン」の魅力をご紹介します。
バリアフリーパーティランではタイムの計測は行いませんので、参加者一人ひとりのペースに合わせて走ることができます。
お父さんは10キロ、障害のある息子さんはボランティアと一緒にバリアフリーパーティラン、お母さんと娘はパルケパーティラン…そんなふうに、家族全員が自分に合ったコースに挑戦できるのも、志摩ロードパーティならではの魅力です。
また、ご希望の方には、ボランティアによる伴走サポートも可能。 「パーティラン」という名前のとおり、みんなで楽しく、志摩の春を満喫してください!
バリアフリーパーティランのコースってどんなの?
リアフリーパーティランは、車いす使用や視覚障害などの身体障害の方、知的・発達障害や内部障害の方、高齢の方など、レース参加に対して身体的に不安がある方とその伴走者専用の種目です。速さを競う種目ではありませんので、沿道の景色を満喫しながら、楽しく走ってください。
スタート・ゴールは、テーマパーク「志摩スペイン村」エントランス付近。
スタート後、平らな道を約200メートル走るといきなり、急な上り坂が待っています。長さは150メートルほど。でも大丈夫!ここには、通称「坂道ボランティア」という元気なボランティアたちが待っていて、車いすで自力で坂を上がるのが難しい場合はサポートしてくれますよ。
その後はアップダウンのある道路(通称:パールロード)を走り、赤い的矢湾大橋を渡ります。この橋からの景色は絶景!少し足をゆるめて、写真を撮るのもいいですね。
橋を渡りきり、坂を少し上ったら折り返し地点です。バリアフリーパーティラン専用の給水所も用意されていますよ。 折り返したら、残りあと半分!スペイン村のゴールに向かって帰りましょう。
下記のコース図をクリックすると、PDFが別ウィンドウで開きます。
過去のバリアフリーパーティランのようす
バリアフリーブース
バリアフリーパーティランの受付は、専用のバリアフリーブースにて。
ボランティアによる伴走サポートを希望された方には、バリアフリーブースでボランティアとお引き合わせします。
ブースでは、会場内で利用できる車いすの貸し出しなども行っています。
車いす対応仮設トイレ
車いす対応トイレはスペイン村の園内各所にありますが、バリアフリーブースのすぐ横にも車いす対応の仮設トイレを設置しますので、ご安心ください!
聴覚障害者対応
大会の式典には手話通訳がつきます。また、手話通訳者が本部に常駐しています。
バリアフリーブースでは筆談対応ができますので、お困りの際はお立ち寄りください。
視覚障害者対応
視覚障害のある方の参加ももちろんOK。伴走ボランティアと一緒に楽しみましょう。
バリアフリーパーティラン以外のコース(10キロなど)に参加される視覚障害者で、一緒に走ってくれる伴走ボランティアをお探しの方も、バリアフリーツアーセンターへご相談ください。場合によっては対応できないケースもあるため、できるだけお早めのご相談をお願いします。
バリアフリーパーティラン
スタート
10キロとハーフの選手がスタートしたあと、スタート位置まで移動して、いよいよバリアフリーパーティランのスタートです。俊足の人もいれば、車いす使用の人もいます。スタート時は混みあいますので、ぶつからないよう気をつけて!
さまざまな参加者たち
参加者のお身体の状態はいろいろ。 本人の希望に添ってサポート体制を決めるので、車いす使用者でも一人で走行する人、家族と一緒に走る人、ボランティアがサポートする人など、さまざまです。
車いすだけでなく、歩行器やバギー、杖での参加もOK。
また、高齢の方や知的障害・発達障害の方、歩行障害のある方など、一般のコースにはちょっと参加しにくいな~という方も、ぜひバリアフリーパーティランへ。
一人で走るのに不安のある人は、家族や仲間、ボランティアと一緒に。初めは不安を感じていても、走り終わったときには「来年はもっと早く走りたい!」と新たな意欲が沸いてくる人も多いそうです。
コース途中の坂道
コースには、行きと帰りの2ヶ所に急な坂がありますが、車いすの方は、待機している坂道専門のボランティアがサポートしますので安心してください。
仮装での参加
実はバリアフリーパーティランは仮装OK。というか、仮装推奨なのです。
みなさんの仮装も年々レベルUP!常連さんにとっては、今年は何の仮装をしようかな?と、考えるのも楽しいそうですよ。 「パーティラン」という名前のとおり、みんなで楽しく走る大会です。皆さんも仮装での参加、大歓迎ですよ~。
ポイント
体温調整できない人は、霧吹きを持ってくるといいかも。晴れれば4月は結構暑いですよ。 逆に、風の強い日や雨の日は、カイロなどの保温用品が欲しいこともあります。志摩市の天気を調べて、各自準備してくださいね。
マスコミの取材もあるかも?撮影されては困る人は、事前にスタッフまでお知らせください。
また、スタッフが撮影した写真は、こんなふうにWebサイトなどでご紹介させていただく場合があります。載せないで!という方は、教えてくださいね。
バリアフリーレーン
的矢湾大橋を渡り切ったら、上り坂を少し進んだところでUターン。もと来た道を、スペイン村に戻ります。
バリアフリーレーンは片側1車線分。折り返してからは、1車線の中で往路ランナーと復路ランナーがすれ違います。ぶつからないよう、進行方向の左側を走行してください。 また、隣の車線はゴールを目指す一般ランナーが走行しています。バリアフリーレーンをはみ出さないように注意しましょう。
給水所
折り返し後すぐの地点に、バリアフリーパーティラン専用の給水所を設置しています。マラソンランナーになった気分で、水分補給をしてください!お菓子や果物があるかも?!
ゴール
スタートも、ゴールも、他の種目の選手と同じ場所。特にゴールは、10キロのランナーと同じ時間帯に、同じ場所へゴールします!
(黄色のゼッケンがバリアフリーパーティラン選手、水色のゼッケンが10キロのランナーです)
特別賞に選ばれたみなさん
バリアフリーパーティランはタイムを計測しませんので、順位の表彰はありませんが、特別賞があります。
以下の写真は、2013年から2019年と、2023年のバリアフリー特別賞表彰のようすです。(2016年と、2020年~2022年は開催されていません)
商品は、パルケエスパーニャグッズだそうです!
会場でのスナップ写真
毎年参加してくださる常連さんに初参加の方々も加わって、みなさん和気あいあいと記念撮影。ここで知り合った仲間同士が友達となることも多く、会場はまるで同窓会の雰囲気。この輪のなかに、今度はあなたが加わってくださいね。
ゲストランナーの森脇健二さん。毎年、バリアフリーパーティランの選手も激励してくださいます。感激です!
2023年と2024年のバリアフリーパーティラン、選手とボランティア一同での記念写真です。毎年、最後にみんなで写真を撮っています。みんな、完走した充実感いっぱいの笑顔です。 今年もこんな笑顔を見せてくださいね!
雨が降ることもあります
2012年のロードパーティ当日は、大会開催が危ぶまれるほどの荒天で、大雨となりました。
しかし、バリアフリーパーティラン申し込み者のうち約7割もの方が来てくださり、コースを短くして決行。
事故もなく、無事全員完走することができました。
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雨の中のスタート。みなさんカッパに身を包み、けれど不思議なくらい笑顔です。
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濡れた坂道だって自分の力で。
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短縮コースの折り返し地点でピース!
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車いすも、完全装備で完走です。
実は志摩ロードパーティは、その後もなぜか雨に降られ続け…。
2013年は、レース中に雨はあがったものの、受付時に激しい雨が降り。
2014年は、前日はとってもよいお天気だったのに、当日まさかの大雨が降り続き。
2015年は、朝から曇天で、祈っておりましたが結局降られてしまいました。
伊勢志摩サミットの関係でバリアフリーパーティランがなかった2016年をはさみ、2017年、実に6年ぶりの晴天!!
なのに、2018年はまた小雨という結果に。
2019年と、コロナでの休止後の2023年は快晴でしたが、2024年はやっぱり雨でした…。
でも、選手のみなさんはお天気が悪くても毎回完璧な雨対策をして来てくださっています。
今後のロードパーティでも、開催の可否は当日のお天気状況を見ながら決定しますが、基本的には雨天決行です。雨が降りそうなときは、各自で確実な雨具や、保温グッズを準備してください。雨の降る確率の高さを考えると、雨が「降らなさそうでも」、念のためご用意いただくほうが良さそうです。
当日、雨の中を走るかどうかは、ご自身の体調を第一に判断してくださいね。
そして…「我こそは晴れ男、晴れ女」という方!
ぜひ、会場に太陽を連れてきてください。お待ちしています!!
参加したい!という方へ
- 開催日時:例年4月下旬
- 申し込み開始:例年12月中旬~1月上旬
2025年は4月20日(日)に開催決定! 申し込み締切:2025年3月17日(月)
バリアフリーパーティランのお申し込みは、伊勢志摩バリアフリーツアーセンターで受け付けます。 募集開始はホームページでお知らせします。
定員を超えた場合はお断りすることになりますので、お早めにお申し込みください。
また、2月ころから、バリアフリーパーティランのお手伝いをしてくださるバリアフリーボランティアの募集をはじめます。 募集開始は「お知らせ」ページでご案内しますので、チェックしていてくださいね!
志摩ロードパーティ バリアフリーボランティア
事前説明会
大会の約1週間前に、ボランティア説明会を開催します。バリアフリー部門のボランティアのみなさんへの説明は、伊勢志摩バリアフリーツアーセンターが担当します。
説明会の内容は、バリアフリーパーティランのポイントや、障害のある参加者への接し方、車いすの介助方法などのほか、当日の役割別の注意事項など。 バリアフリー部門のボランティアに応募してくださった方は、他部門のボランティアと異なり、このボランティア説明会へ原則全員参加となっていますので、よろしくお願いいたします。
大会当日 朝のボランティアミーティング
大会当日、集合したらまずはボランティアミーティングを行います。当日の大会運営のために大切なミーティングですので、ボランティアの皆さんは遅れないように集合してください。
バリアフリーボランティアの活動のようす
選手のみなさんの受付が終わったら、 伴走ボランティアさんと選手をお引き合わせします。今回のパートナーはどんな方でしょうか?
伴走ボランティアは、沿道の声援を受けながら、一緒に楽しく走ります。
走ることに不安がある方に、安心して走っていただけるようにするのもボランティアの役目。手をつないだり、声をかけたりしながら行きましょう。
中には、走るのがとっても速い選手も…。伴走ボランティアさん、がんばれ!
速い選手には速く走れるボランティアさんについていただくようにしていますので、ご安心くださいね。
伴走だけがボランティアのお仕事ではありません。
選手の来場時間にあわせて駐車場での誘導をしたり、給水所を設営したり、走り終わった選手に完走賞を渡したり。コース全体に配置されたコース見守りボランティアさんは、いざというときに備えながら選手に声援を送ります。 たくさんの方々の協力によって志摩ロードパーティバリアフリーパーティランは、安全で楽しい大会となっています。
このように、バリアフリーボランティアのお仕事の内容はいろいろ。
ぜひ、バリアフリーパーティランの運営に、あなたの力を貸してくださいね。