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賓日館(ひんじつかん)

施設概要

最終更新日:2023年3月

ひんじつかん 外観

賓日館 外観

賓日館(ひんじつかん)(ひんじつかん)

夫婦岩表参道沿いに位置する、明治時代に建てられた賓客の休憩・宿泊施設。幼少時の大正天皇をはじめ、歴代皇族や各界要人が数多く宿泊した。国指定重要文化財。
入口には段差があるが簡易スロープを出してもらえる。畳の上も車いすのままでOK。
波打つように見える昔のガラスや欄間にほどこされた細工、部屋ごとに意匠が異なる床の間の天井など、見どころがたくさんある。縁側から庭園を眺めるのも気持ちいい。
昔のままの建物のため、「御殿の間」や120畳の「大広間」がある2階へは階段のみ。
2026年4月から長期休館が決定している。今のうちに訪れておきたい。/p>

見る・楽しむ
入口段差なし、またはスロープなど
車いす対応トイレ
貸し出し車いす
トイレ
オストメイト設備
×
ユニバーサルシート
×
公衆トイレ
施設内トイレ

駐車場

※専用駐車場なし。近隣の音無山駐車場(無料)には障害者用駐車場あり。

見る・楽しむ

  • 夫婦岩表参道側から見た外観。

  • 表参道側から賓日館の門へは、傾斜7~8度の坂になっている。

  • 建物入口。敷居部分段差15センチ。
    土間で靴を脱ぎ、料金を払って入館する。

  • 入口から館内へは3ヶ所の段差があるが、それぞれに1枚の簡易スロープを架け替えてもらえる。

  • 入口段差(左図の「段差①」)に簡易スロープを設置したようす。
    スロープ幅72センチ、長さ120センチ。

  • 入口段差(段差①)に設置した簡易スロープを車いすで上がるようす。

  • 上がりかまち(段差②)へは段差23センチ。スロープの傾斜は約11度とやや急になる。スロープを設置する場合はスノコを上げる。館内へは車いすのタイヤや杖の先を拭いてから入ろう。

  • 上がりかまちから館内への段差(段差③)15センチ。

  • 館内への段差(段差③)に設置した簡易スロープを車いすで上がるようす。

  • 順路はまず2階へ向かうが、2階へは階段のみ。
    2階へ行かない場合はこちらへ。

  • 2階、120畳敷きの大広間。広大な空間に柱が1本もなく、当時の建築技術をしのばせる。

  • 2階 御殿の間。皇族や要人が数多く宿泊した。
    畳の縁(へり)まで特別品で、隣の畳と柄がぴったり揃っているのは必見!

  • 御殿の間には、格式を尊ぶ部屋に用いる二重格天井や、螺鈿の輪島塗で装飾された床框がある床の間などが創建当時のままに残る。

  • 2階からは庭園の向こうに二見浦を望める。

  • 1階 寿の間。
    創建当時からそのまま残る部屋。天井の竿縁が床の間と直角になっている、床挿し(とこざし)という珍しい造り。

  • 寿の間の広縁から庭園を見たところ。

  • 館内あちこちに残る「千鳥」の柄は、旅館だったころのシンボルマーク。

  • 館内の敷居段差は、三角形の木材を置くことでほとんどの箇所が解消されている。どの部屋も車いすのままで入室OK。

  • 1階の旧客室6室。
    現在は壁を抜いた大きな空間になっていて、展示などの貸室としても利用されている。

  • 旧客室での展示のようす。

  • 資料室への廊下。以前は反り橋のように床板が弓なりになっていた。今も欄干が残っている。

  • 資料室入口。段差なし。

  • 資料室では、二見のまちの歴史や、賓日館で実際に使われていた調度品などが展示されている。

  • 「鯛の左洲」として知られる二見町生まれの画家、中村左洲の作品展示室。入口には段差あり。
    (2022年2月現在、感染症防止対策のため閉鎖中)

  • 庭園への入口。飛び石になっている。

  • 庭園から建物を見上げたところ。

  • 庭園内は細かい砂利が敷かれ、ぐるりと周回できる。水琴窟や石灯籠が見どころ。

食べる

現在、情報はございません。

おみやげ

現在、情報はございません。

車いす対応トイレ

  • 車いす対応トイレ入口幅113センチ、引戸。やや扉が重い。

  • 室内広さ 便器に向かってたて265センチ、よこ173センチ。
    ベビーシートあり。

貸し出し・サービス

  • タイヤカバー付きの館内用貸出し車いすが2台ある。自身で歩いて入館できる方は館内用車いすに乗りかえを。車いすのままで入館する方は自身の車いすのままで観覧OK。

おすすめ/注意点

おすすめ

1887年(明治20年)に、賓客の休憩・宿泊施設として建設された由緒ある建物。1891年(明治24年)にのちの大正天皇が3週間あまり滞在されたのをはじめ、歴代の諸皇族や各界要人が数多く宿泊した。2階には過去に宿泊された皇族の札が掲げられている。
1911年(明治44年)に民間に払い下げられたのち、1999年(平成11年)までは旅館として営業していた。2010年(平成22年)に国の重要文化財の指定を受けた。

昔の職人たちの技や洗練されたデザインなど、日本の伝統建築に触れることができるだけでなく、当時のままに残る照明器具やスイッチ、部屋ごとに異なるふすまの金具や障子の意匠など、細かい見どころもたくさん。館内で閲覧できる「ひんじつかん探検MAP」は子ども用に作られたものだが、見どころがまとめられているので必見だ。

注意点

  • 2階へは階段のみ。
  • 入口にある3ヶ所の段差は簡易スロープで解消されるが、傾斜がやや急なので注意。
  • 靴を脱いで入館するので、車いすで来場した方で、歩いて入館できる方は館内用の車いすに乗りかえを。車いすのままで入館する方は自身の車いすのままでOKだが、入館時にタイヤを拭こう。
  • 鉄道の最寄り駅はJR二見浦駅だが、ホームから改札へは階段があり、エレベーターはない。車いす使用者や足の不自由な方は、ノンステップバスであるCANばす利用がおすすめ。
  • 2026年4月から、耐震工事のため6年間の長期休館が決定している。

基本データ

住所

〒519-0609 伊勢市二見町茶屋566-2

TEL・FAX

TEL:0596-43-2003 FAX:0596-43-2003

公式サイト

https://hinjitsukan.com(別ページが開きます)

営業時間

9時~16時30分(最終入館)

休館日

火曜日(祝日の場合は翌日休)

料金

大人310円、小・中・高生150円
障害者手帳等(ミライロID含む)の提示で無料
※2月初旬~3月初旬の「おひなさまめぐり」期間中は、「おひなチケット」として大人400円

アクセス

バス:鳥羽駅前・宇治山田駅前などから三重交通「CANばす」乗車、「二見総合支所前」下車、徒歩約8分
車:伊勢自動車道から伊勢二見鳥羽ライン二見JCT下車後、約5分
電車:JR二見浦駅から徒歩約12分(注意:階段あり)

駐車場

2022年9月より専用駐車場なし
音無山駐車場(無料・車いす対応トイレあり)などを利用

貸出し・サービス

館内用車いす2台、簡易スロープ

車いす対応トイレ

あり

ユニバーサルシート

なし

オストメイト

なし

レストラン

なし

マップ